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ムラヴィンスキー
小誌では昨年から連続してショスタコーヴィチをとりあげているが、この作曲家を語る上で避けて通れない演奏家が、ムラヴィンスキーである。昨年秋に米国では評伝が出版され、またリハーサルを収録したセットものが日本で出るなど、この指揮者をめぐっての新たな動きがある。> 数度の日本公演では、聴いた者に生涯忘れられないほどの感動を残したというムラヴィンスキー。ソ連という特殊な国の演奏家だったため、その生涯には、ベールに包まれている部分も多い。また、その録音についても、ソ連崩壊とその後の混乱によって無秩序に出され、混乱を招いている。本国を除けば最も多くの、そして熱心なファンのいる日本では、地道な研究も進み、ディスコグラフィー、コンサートリストが出版されている。今回は、さまざまな角度から、ムラヴィンスキーとその演奏を論じる。まずは、小誌初登場となる平林直哉氏が、自らのムラヴィンスキー体験を綴る。日本ムラヴィンスキー協会事務局長の天羽健三氏によるディスコグラフィーのメイキング、安田寛氏による録音の販売元についてのレポートを掲載。さらに、ロシアの指揮者ブラジュコフ氏が師としてのムラヴィンスキーを語る。
実際のムラヴィンスキーの音はどうだったのかライヴ録音CDとの比較 平林 直哉
指揮者イーゴリ・ブラジュコフが語る師ムラヴィンスキー 解説・翻訳 天羽健三
ブラジュコフ氏の経歴
1936年ウクライナのキエフに生まれ、当地の音楽院を卒業後、レニングラード音楽院の指揮科に学び、ムラヴィンスキーのマスタークラスでその薫陶を受けている。1963年から68年にかけて、レニングラード・フィルの副指揮者としてムラヴィンスキーと共に働き、ショスタコーヴィチの交響曲第二番の復活演奏をしている。その後、キエフに戻り、キエフ室内管弦楽団、ウクライナ国立交響楽団、ペルペートゥム・モービレ管弦楽団の音楽監督・首席指揮者をつとめている。2002年以降はドイツのポツダムに移り、ドイツを中心に活躍している。
ムラヴィンスキーのディスコグラフィーができるまで 天羽健三
ラヴィンスキーの録音 現在の販売状況についての考察 安田 寛
山田治生 山田真一
小誌に連載していた「オザワ・ストーリー」が『音楽の旅人――ある日本人指揮者の軌跡』というタイトルで本になった。その少し前には、『指揮者・大植英次』が出た。その著者二人に、それぞれが書いた二人の日本人指揮者について語っていただく、刊行記念対談。
カラヤン
1957、1959年の来日
「海の航跡 ノーノ・アバド・ポリーニ」
「沈黙を聴く アバドの芸術的肖像」
ベーム シューベルト「ザ・グレイト」
ベーム シューベルト ミサ曲第6番
ベーム 「ドン・ファン」
ボローニャ歌劇場2006《アンドレア・シェニエ》
ウィーン国立歌劇場2005《ヴェルテル》
チューリッヒ歌劇場2004《フィデリオ》
アリーナ・ディ・ヴェローナ 2004《蝶々夫人》
チューリッヒ歌劇場2004《ペレアスとメリザンド》
パリ・オペラ座2002《セヴィリアの理髪師》
シュヴェツィンゲン音楽祭 1988《セビリャの理髪師》
英国ロイヤル・オペラ 1994《オテロ》
英国ロイヤル・オペラ 1994《スティッフェリオ》
英国ロイヤル・オペラ 1994《アイーダ》
ベルギー モネ劇場 2004《アイーダ》
マドリッド王立劇場 2005《椿姫》
アムステルダム 音楽劇場 1999《ラインの黄金》《ワルキューレ》《ジークフリート》
シュヴェツィンゲン音楽祭 1992《なりゆき泥棒》
モーツァルト《ヴァイオリン・ソナタ集》
グラインドボーン歌劇場 2005《ジューリオ・チェーザレ》
バルセロナ リセウ劇場 2005《新聞》
J・S・バッハ《音楽の捧げもの》
器楽曲 舩木篤也
オーケストラ曲 安田寛
ヒストリカル 山崎浩太郎
オペラ 岸純信
ショスタコ・ビューロー 中川右介/安田寛
吉田真
録音でたどるバイロイト祝祭の黄金時代
第二章 再出発(1951年)その2
いよいよ始まった戦後初のリング。カラヤン、クナッパーツブッシュ、それぞれの演奏はどのようなものだったのか。
Syuz
第2回 「パルジファル」1963年盤
クナッパーツブッシュの名盤徹底解剖。第二回は963年バイロイトの『パルジファル』。
モーツァルト5 大島 洋
大好評の写真紀行、今回はプラハ。ヨーロッパの宝石箱と呼ばれる古都の魅力満載。
田村和紀夫
第13回メンデルスゾーンの「刹那」
ヴァイオリン協奏曲は、なぜ名曲なのか。どのように演奏すべきなのか。
牧野茂雄
「非PSEマーク取得品」による中古コンポを戦勝記念に組む。予算は65,000円以内。
はたして、どんなシステムになるか。
埜田丹二
第5回 スピーカーを選ぼう
フロアー型かブックシェルフ型か、狙うはバイワイヤリング方式だ。
山崎浩太郎
第五回 ランドフスカ
ランドフスカ。現代のクラシック好きの大部分にとっては、これは単なる歴史上の名前、博物館入りしているようなチェンバロ奏者の名前、というに過ぎないであろう。しかし…
山崎浩太郎
第14回 ニューヨーク、ニューヨーク!(3)
まだまだ続く、バーンスタインのニューヨーク時代
安田寛
第9回 第5番
最もよく知られている名曲の登場。
岸 純信
第16回 サン=サーンス 時代に逆行する男
ピアノとオルガンの演奏家として名高く、教育者の顔も持ち、詩文から天文学まで精通した上に組織作りにも長けていた彼は、なぜ、オペラで圧倒的な勝利を得られなかったのか。
山田真一
第5回「大阪の熱狂」
2003年4月、遂に大植英次は、日本に上陸した。果たして、大植は大阪にとってどのような存在になるのか。